2013年3月1日
インプラントを埋入する際は術者が勘でインプラントポジションを決めるわけではありません
診断用の為、上下の模型を作りそれを咬合器と呼ばれる患者さんの口腔内を再現するための台に取り付け
その診断用の模型上にワックスを盛って最終的な歯の形を作り
そのワックスを溶かしてプラスチックに置き換える事をします
ステントはなるべく術者が作った方が良いです
ワックスを盛っていくとこの位置に埋め込んだ方が良い とか ここは骨を造成する手術が必要だとか分かります
なので診療後に仕事をします
2013年2月28日
インプラント埋入(1次手術)の手順
まず虫歯や歯周病でダメになってしまった歯を抜歯します
抜歯する際は ソケットプリザベーションという歯槽堤温存術を行いなるべく骨の幅が狭くなるのを防ぎます
これにより骨を増やす手術が小範囲になります
抜歯してしばらくして歯肉が落ち着いてきたら診断用のワックスアップを行います
まず模型上でどこまで骨を増やせば良いか?また切開の範囲を予想して模型上にドリリングを行いシュミレーションします
症例は左下6番にインプラントを埋入したところです
2013年2月27日
右下奥歯のゴールドインレーの下に虫歯があります
この症例でははハイブリッドセラミックスというを使用しましたがテクニシャンに製作してもらう間接タイプではなく直接充填するタイプを使用しました
ゴールドインレーを除去し 虫歯を除去し
歯に特殊な接着剤を塗り
ハイブリッドセラミックスを充填していきます
充填する際は 唾が入らないようにラバーダムというゴムを歯に装着します
それでは症例です
2013年2月26日
昨日のImplant+GBRの症例の治療手順です
Implantを適正な位置に埋入すると上の部分が露出してボディー部分も何となく透けて見えるくらい骨が薄いです
頬側がこのように骨に覆われていないと後で歯周ポケットになり、歯肉も腫れやすくなってしまい、歯肉も骨の裏打ちが無いので歯肉が下がりやすくなってしまいます
今回は露出部分と骨が薄くなっている部分に人工骨で骨造成を行い、骨がきっちり出来るように吸収性メンブレンでカバーしました
メンブレンを骨を再生する部分に置いて外界とを遮断しないと 歯肉が治癒するときに上皮のスピードに負けて骨の再生が妨げられてしまいます
なので骨を造成する際は 人工骨の他にメンブレンが必要になります
2013年2月25日
歯周病や虫歯で歯を失ってインプラント治療になる事がほとんどですが
人間の頬側の骨は薄いので 前歯や小臼歯など抜歯した場合は
頬側の骨が凹んで上から見たときの骨の幅が狭くなってしまいます
インプラント体は丸いネジの形をしているので
そのまま埋入してしまうと骨からインプラント体が露出してしまい経過に不安が残ります
そういう時はインプラント体を埋入すると同時に骨を造成する手術を行います
アドバンスな手術でかなり難易度はかなり高いです
それでは症例です
2013年2月24日
今日は右下7番にハイブリッドセラミックスインレーを装着しました
接着する時に セラミックスインレーには酸処理とセラミックスプライマーを塗布し
歯面には エナメル質にはエナメル質専用の酸処理剤、象牙質には象牙質専用の酸処理剤を塗布し接着力を高めます
それでは症例です
2013年2月23日
今回は左下56番の根尖側移動術の症例です。
患者さんは歯肉縁下に虫歯があり 歯肉をどうにか切除しないと虫歯の治療が出来なかったので今回はAPFを行いました。
あとは歯冠の長さを確保する為という2つの目的がありました。
それでは症例です。
2013年2月22日
GBR(Guided bone regeneration)
骨再生誘導療法とも言います。
歯周病や虫歯などで歯を失うと歯を支える歯槽骨も減ってしまいます。
歯を失ってしまった部分にインプラント治療をしようとすると骨が少ないのでこのままでは治療ができません。
そういう場合骨の幅や高さを増やす手術があります。
使用材料は 人工骨と自家骨になり、2つを等量混ぜて使用する場合が多いです。
これにより本来ならインプラント治療が出来ない部分にもインプラント治療が可能になります。
それでは症例です。
右上のインプラント治療です。
抜歯をしたので頬側の骨が少なくなりインプラント埋入と同時に頬側にGBRをしています。
写真はチタンフレームと呼ばれる枠組みを使用し人工骨をそこに留まるように工夫しています。
2013年2月21日
ソケットプリザベーション(歯槽堤温存術)
人間の頬側の顎の骨は薄いので 無理に抜歯時に力を入れたり 乱暴に抜歯をすると頬側の骨はかなり 頬舌側の幅が凹んでしまいます。
顎の骨の頬舌側の幅が凹むと
もしその患者さんが抜歯した後で、「インプラント治療をしたい」両隣の歯を削ってブリッジにするにしても「抜歯した場所が分からないくらいの綺麗なブリッジを入れたい」と言った場合 かなり大がかりな骨造成の手術が必要になってきます。
こういった事態を回避するために当院では抜歯した抜歯窩にコラーゲンや人工骨を入れて頬側の骨の吸収を防いでいます。
これにより後でインプラント治療がやりやすくなり綺麗な上部構造物が装着できます。
下の症例写真で 上の写真は温存術をしていない抜歯後になり下の写真は温存術を行った症例写真になります。
抜歯した後の骨の幅の違いが分かります。
2013年2月20日
オールセラミックスを装着しました。
セラミックスは最近では金属の裏打ちがあるセラミックスから金属を一切使わないセラミックスに変わりつつあります。
患者さんは左上の前歯の形が気になるとの主訴で来院されました。
古いセラミックスを除去し 新しいセラミックスを装着しました。
何回か技工士さんと患者さんと打ち合わせて歯の形、歯に走っている線や色を合わせていきます。
歯の線は要らないとの患者さんのご要望だったので 今回は褐線が入ってないセラミックスを装着しました。